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<目次>
第1章 始皇帝の焚書坑儒 
第2章 孔壁書-『尚書』の謎 
第3章 汲冢書-編年体『竹書紀年』 
第4章 王国維の予言 
第5章 地下の新材料 
第6章 新出土の簡帛書籍 
第7章 銀雀山漢簡-兵法と戦争 
第8章 馬王堆帛書-方術の再認識 
第9章 郭店楚簡-戦国時代の思想 
第10章 脚光を浴びる上海博楚簡

 
書籍番号 35255
書名 中国出土文献の世界-新発見と学術の歴史
シリーズ
データ B6版 307頁 (上製本)
ISBN 4-423-45006-2 C3022
編著者 朱 淵清著 高木 智見訳
出版年 2006年5月 
出版者 創文社
価格(税込) 3,465円

中国学でもっとも熱い分野、出土文献研究の全貌を、豊かな
学殖と生き生きとした筆遣いで描き出す、第一級のテキスト。
諸子百家をはじめ先秦時代の多くの書物は、始皇帝の焚書や
項羽による焼き払いのために消滅したが、漢代以降の盗掘や発
見・発掘によって、失われていた書物が出土し、その整理・研究
が綿々と営まれてきた。
とりわけ1970年代以降、重要な簡帛書籍が陸続と姿を現わし、
古代の歴史や文化、さらには思想や学術を再考察するという動き
が今まさに日進月歩の展開を見せている。新進気鋭の学者の手
になる本書は、漢代から現在に至る簡帛資料研究の歩みとそれ
が学問に与えた影響を、原語わずか12万字で見事に描ききり、
専門細分化の進むなか、中国古代研究の全体状況に明確な輪
郭を与えている。原著は中国の多数の大学・大学院で教科書に
指定されており、簡帛研究のみならず、広く古代研究を行う上で
のコツやヒントを具体的に伝授している。研究を志す読者はもとより、
中国文献に興味ある人々にとって、必読の手引書となるであろう。
(本書より)
また、巻末に掲載されている「出土簡帛書籍索引」、「主要文献・
重要語句索引」、「人名索引」は、本書の利用をいっそう利便な
ものにしています。

<関連著訳書>
25747 中国考古の重要発見 (中国文化史ライブラリー3) 
黄石林 朱乃誠著 高木智見訳 2003年4月 B6版 364頁  \2,940
30023 伝統中国の歴史人類学-王権・民衆・心性-  
鄭 振鐸著 高木智見訳 2005年6月 B6版 312頁上製本 \2,940
30418 先秦の社会と思想-中国文化の核心 (中国学芸叢書) 
  高木 智見著 2001年12月 A5版 424頁上製本 創文社 \3,675
30419 歴史源流 楊寛自伝-ある歴史学者の軌跡-  
  西嶋定生監訳 高木智見訳・解説
                                  1995年9月 A5版 488頁上製本 \8,400