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書籍番号 |
40084 |
書名 |
鴻山越墓出土礼器 |
シリーズ |
(2004年中国十大考古新発現之一) |
データ |
A4版 173頁 (精装) |
ISBN |
978-7-5010-2147-5 |
編著者 |
南京博物院 江蘇省考古研究所等編著 |
出版年 |
2007年5月 |
出版者 |
文物出版社 |
価格(税込) |
15,960円 |
2003年3月から2004年12月にかけて無錫鴻山鎮で発掘 された7基の戦国時期早期の越国貴族墓の発掘報告書です。 小型、中型、大型及び特大型墓に分かれ、丘承[土敦]を中心に 扇方に分布していることやその副葬品の等級と規模から越国貴 族が五等級に分かれていたことが確認されることにより初めて 同一墓地の中での越国貴族墓葬の分布規律が示されたとされて います。また出土した2000余件の副葬品の内、丘承[土敦]から 1100件余の副葬品と40件余りの玉器が出土、これまで発掘され た越国墓葬の中で最高級とされています。また丘承[土敦]から 出土した玉器には微雕工芸が用いられ、国内で発見された中で 最も古い微雕玉器である可能性も指摘されています。更に今回 はじめて揃った形で越国青瓷礼器と楽器が発掘されています。
地下の楽器庫から500余件におよぶ楽器が発見され、その数量や 種類は空前の規模で、中原青銅楽器をまねた編鐘などその種類は 曽侯乙墓のそれをはるかに上回るものです。また発見された青瓷 器や琉璃釉陶器も現在最古のものとされるなど瓷器の起源とその 発展についての研究にとっても貴重な資料といえます。
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