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寧波出版社刊の《天一閣蔵明代科挙録選刊》（全380種）は、国内で最大・ 最高の規模と価値を有する明代科挙文献資料彙編とされ、中国国内の 科挙文献出版の空白を埋めるものとされています。現存する明代科挙録の 80％以上、約380種が《天一閣》に収蔵されており、その90％以上が孤本 のため、科挙制度研究、人物伝記・史料として有益であるばかりでなく、 今後の明史研究にも多大な影響を与えるものとして注目されています。 これまでに《天一閣蔵明代科挙録選刊・登科録》56種（2006年11月刊）、 《天一閣蔵明代科挙録選刊・会試録》48種（2007年11月）が刊行され、今回 《天一閣蔵明代科挙録選刊・郷試録》276種が刊行されたことで《天一閣》 収蔵の孤本《科挙録》がすべて出揃ったことになります。 |
