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現存する隋代の数少ない小説の一つとされる《八代談薮》は、 原本がすでに失われているため、今回新たに整理するにあた って、《太平広記》、《太平御覧》等から再収録した108条を、 2卷8門に分類、正編とし、載籍中に“談薮”と注があっても 無関係のもの15条を外編として収録し、諸書を参考に点校と 考訂箋釈を行ったものです。また、もともと無題の各条目に は仮の題を付け出処を明記し、事案の年代や背景、関係する 人物事迹や伝承にはすべて注釈をつけています。 本書は、小説史上、南北朝士大夫の様子を伝える志人小説と してもその文献価値は大きいとされています。 【目録】 序 隋人陽階與《八代談薮》（代前言） 整理説明 正編 卷上北朝 元魏第一 一 昭成帝不罪射目人 二 崔浩駁祁繊改国号 三 長孫道生居廉毀宅 四 渤海高允忠直清倹 五 陸[王燐-火]堪為陸氏宗首 六 頓丘李崇置鼓御盗 七 劉献之以四科立身 八 崔光博学一門二史 九 崔光読経有鴿人懐 一○ 崔光名子皆有力傍 一一 [形β-彡]巒諱燾言巨源杖 二一 成淹令斉素服行吊 二二 楊大眼驍勇過関張 一四 崔挺于龍道立観宇 一五 [形β-彡]邵嘲裴襲為蓬莱 二八 三崔両張不如一康 一七 作僕射不如飲酒楽 一八 李諧使梁応対有方 一九 高昂賦詩雅有情致 二○ 元景雖醉依旧低昂 二一 魏文帝夢日墜三分 二二 元景別后泪当闌干 二三 盧景裕生而発白 二四 陽階蔵崔翁書于腹 二五 孝静帝升高問人日 二六 高歓賛豊楽不諂媚 二七 皇甫王渊善相澄洋 二八 李渾調陸操新婚 北斉第二 二九 李庶無須崔諶無眉 三○ 蕭悉達不惧鼠噛 三一 高洋為羅刹所化 三二 高洋誅元氏子孫 三三 陸義名馬作云駒 三四 王晞号方外司馬 三五 徐之才博識善辯 三六 駒[馬宗]対陳使問赤 三七 魏彦渊譫語三則 三八 盧思道口辯五則 三九 狐媚顕南安反迹 四○ 陽[王介]善口辯五則 周第三《闕》 隋第四 四一 開善寺僧答薛道衡 四二 盧思道作詩如織錦 四三 盧思道称酒価嵬峩 四四 薛道衡寒食食醴酪 四五 大野客師解突厥墻 正編 卷下南朝 宋第五 四六 甄彬嘗有還金之美 四七 羊玄保賭得宣城郡 四八 王絢答草翁風必舅 四九 何承天称鳳将九子 五○ 王玄謨誦経免刑戮 五一 張暢誦観音経脱獄 五二 沈慶之求致仕不許 五三 謝庄笑而不與人官 五四 前廃帝鱸孝武像鼻 五五 蕭道成得九錫之征 五六 徐文伯油灌療発[病<暇-日-丙] 五七 東海徐氏世為良医 五八 範柏年居廉譲之間 五九 宋劉景素賦燕抒懐 六○ 后廃帝昱恣行誅戮 六一 王約肥癡昭略痩狂 六二 崔沈侍宴辯争羹膾 外編 附録 参考文献 響 |
