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佛教東伝の時期とその経路についてはこれまでも重要な研究課題 とされ、特に東漢から西晋時期の江南地区の早期佛教信仰につい てはなお不明なところが多いとされます。本書では、東漢から南朝 時期の墓磚中に現われる佛教造型芸術と関係のある図像資料を紹 介し、当時の佛教信徒が供養などのための佛教造像か、ただ佛教 芸術の影響を受けた装飾的な図像なのかの区別の重要性について も言及しています。たとえば本書で紹介される梁天監二年(503年) 王博士墓から出現した墓磚模印佛像はやはり仔細な甄別と解釈が 要求されるとした上で、それまでの伝統を引き継いだ可能性も大いに あるとしています。 【目録】 序 壱 [山乘]州唐以前文物史迹概述 （一）漢以前文物史迹 （二）両漢時期 （三）六朝時期 貳 古[炎リ]漢六朝墓葬與画像磚 （一）東漢墓葬與画像磚 （二）三国東呉墓葬與画像磚 （三）晋朝墓葬與画像磚 参 古[炎リ]漢六朝画像磚紋飾的演変 （一）磚文的内容與形式 （二）磚画的内容和形式 肆 結語 後 記 |
