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書籍番号 |
59543 |
書 名 |
石倉契約 第1輯(全8冊) |
シリーズ |
(中国地方珍稀文献・浙江地方文書叢刊)(全3輯予定) |
データ |
B5 2751頁 |
ISBN/ISSN |
978-7-308076654 |
編著者 |
曹樹基
潘星輝 闕龍興編 |
出版年 |
2010年12月 |
出版者 |
浙江大学出版社 |
価格(税込) |
42,000円 | 2006年、浙江省松陽県石倉村で偶然百余件の清代雍正から民国まで の“土地契約文書”が発見されたのを機に、石倉村に残る契約文書の 収集作業の結果8000余件が見つかりました。それは「徽州文書」の後 に初めて発見された「村落文書」で、内容は村民の生活と関係のある 各種文書、家書、收租簿、置産册、流水[貝長]、各種蒙書、商業文書、 医療診療ノート、科儀書等が含まれています。石倉村は他の村落群の 中でも契約文書の保存状態が最も良く、整ったものとして、また数量・ 種類も最多で、契約文書の系統性(同じ土地での複数の買売契約が 揃っているなど)のほか、相当な部分で現在の場所が特定できるなど の特徴は他に類を見ないものとされます。 本書の構成は村を基本単位とし姓氏或は家庭別に土地契約書を分類、 図版と標点を行った録文を合わせて収録、同時に人名・地名等の索引 も附し、全三輯、各輯8册の全24册が刊行予定です。小渓流域のわずか 数平方㎞にも満たない小村で発見された契約文書は、近代小流域体の 社会、経済や文化の変遷を知る上で一次資料となるばかりか明清時期 の中国東南社会経済の発展と社会転換を研究する上で一つの典型的 な“生きた標本”としての価値を有するとともに浙江省の民間文献の収集 ・整理事業の空白を埋めるものとされています。
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