|
|
《中国古代書画鑑定実録》は国内に現存する古代書画作品の重要 工具書として中国古代の書画芸術発展を研究する上で重要資料と されます。本書は、作者が中国古代鑑定小組の行った鑑定活動に すべて参与し、全ての資料を整理し出版したもので、収蔵機関を一つ の単元としそれぞれの書画作品の製作時期、作者、名称、形式、題跋、 [金今]印、収蔵変遷などを記したもので、現存する古代書画作品の内容 と収蔵情況を明らかにするほか、鑑定の過程で出された専門家の意見 はすべて記録されており、魏晋時期から明、清（呉昌碩）までの歴代 書画の代表作3000余件の図版も収録されています。 1983年6月に成立した“中国古代書画鑑定組”は、謝稚柳、啓功、 徐邦達、楊仁[小豈]、劉九庵、傅熹年、謝辰生の七人が参画、八年の 時間を費やし全国的規模で古代書画の調査が開始されました。調査 範囲は、25の省、市、自治区にある208の機関及び一部個人蔵品に 及び、古代書画十万余件に実際に目を通し鑑定を行ったものです。 一部の古代書画については、《中国古代書画目録》、《中国古代書画 図録》として刊行されています。 【詳細目録】 第一卷：北京各収蔵単位、北京故宮博物院 第二卷：北京故宮博物院 第三卷：上海博物館 第四卷：上海、江蘇 第五卷：江蘇、浙江 第六卷：浙江、安徽、河北、河南、山西、天津 第七卷：天津、山東、吉林、黒龍江、遼寧、福建 第八卷：広東、広西、四川、云南、陝西、貴州、 湖北、湖南、江西、甘粛、新疆 第九卷：人名筆劃索引、歴代名画集錦 |
