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唐代詩僧とその詩作の大量出現は、中国文化史上特に注目される一種の 特殊な現象とされます。唐代詩僧の傑出した代表的人物の一人貫休には、 生前自ら編纂し呉融が序をつけた《西嶽集》がありますが宋以後は伝承が 絶えています。 今回整理の《貫休歌詩系年箋注》は《四部叢刊》影印の “江夏徐氏蔵景宋写本”《禅月集》を底本とし、柳僉抄本、汲古閣本、《全唐 詩》本を用い校勘、重要な異文は宋、明総集等を参校し、異文を収録、誤字 を校訂、佚文を補ったもので、特に箋注に重点が置かれています。巻末に、 《貫休年譜》、伝記資料、異聞逸事、諸本題跋、諸家題咏，後代評論等を 附したものです。 |
